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いい制度や条例も時代の変化に応じて点検・改正が必要だ


毎日フォーラム5月号
いい制度や条例も時代の変化に応じて点検・改正が必要だ

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毎日フォーラム五月号~川崎市議会議員飯田満

いい制度や条例も時代の変化に応じて点検、改正が必要だ


 政令指定都市移行から三十八年目を迎えた川崎市は、移行当初の人口九十八万人、五つの行政区で出発した。東京都と横浜市の間で、「京浜工業地帯」=「公害のまち」というイメージを長年、ぬぐい去ることができなかった。しかし、今は人口百四十一万人、七つの行政区にまで成長し、新たなイメージとして開花したのが、「音楽」、「映像」、「スポーツ」のまち、そして、「安全安心の医療体制」だ。

「音楽」では、市内に二つの音楽大学と二〇〇四年にオープンした「ミューザ川崎シンフォニーホール」がある。同ホールの音響効果などは国内外から高く評価され、著名な指揮者も絶賛する。直近では、ドイツ・バイエルン州の州議会議員ら一行が視察に訪れ、「建設の参考にする」として帰国の途に着いた。

 「スポーツ」においては、サッカーJリーグで躍進を遂げている「川崎フロンターレ」の存在は大きい。今年6月に開催される南アフリカW杯の日本代表選手も輩出する可能性が濃いことから、それらの影響でサッカー人口も右肩上がりで伸びている。私は、この川崎フロンターレがフランチャイスとしている等々力陸上競技場のネーミングライツ(施設命名権)導入を二〇〇三年の初当選時から提案し続けている。同競技場の維持管理費用は毎年約1億円だ。言うまでもなく市民の血税である。今となっては新鮮味に欠けるが、公金を投入せずとも命名権の広告料収入で維持管理される公共施設は、税収確保や広告宣伝として、官民共に互いにメリットがある魅力的な提案だと考えている。

 一方、「安全安心の医療体制」では、一九七六年から医師会の協力で施行している「休日急患診療所体制」だ。九十四年には休日夜間の二十四時間で対応できる診療所が設置されたため、市内七行政区すべてに休日急患診療所の体制が確立された。休日急患診療の年末年始の運営は十二月二十九日から翌年一月三日と条例で定められていた。三十年以上が経過し、地域の医療機関の診療体制を含めた包括的な検証を行わなくてはならない。その一つとして、年末年始体制に疑義が見つかった。

 医師会の協力で、年末年始の「医療機関実態調査」を行った。その結果、十二月二十九日は五十三・五%の医療機関が開院しており、逆に一月四日は七十七・二%閉院していることが分かった。つまり、二十九日よりも四日の方が休日急患診療所が必要だということは、市民感覚を持っている方なら当然、お分かりいただけるだろう。

 私たちは年末年始の休日急患診療所の運営は「二十九日~三日」を「三〇日~四日」に変更する条例改正を一年間にわたって提案し、昨年9月の市議会で全会一致でようやく改正にこぎつけた。

 私は、条例につぃて以下のように考えている。いくら立派な高級車を新車で購入しても、長年乗り続けるためには愛着を込めて日ごろの点検とメンテナンスが必要だ。市民のためにどんなに素晴らしい制度、条例を制定しても、時代の変化と共に検証、改正が不可欠となる。愛着を持って条例と付き合いたいと考えている。
プロフィール

manchan

Author:manchan
飯田みつる
 神奈川県議会議員
  (宮前区・民主党)
  現在1期目
 経歴:
  中田宏前横浜市長元秘書
  川崎市議会議員2期8年

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